「UK Trident」と「ブリタニア」

みなさんは「ブリタニア」をご存知でしょうか。

ブランドのデザイナー兼CEOが生まれ育った故郷「イギリス」を擬人化した女神であり、象徴的な存在が「ブリタニア」です。

イギリス国旗として有名なユニオンジャックが描かれた盾と、ポセイドンの三叉槍を手にし、ギリシャ神話の女神である「アテーナー」の兜をかぶった姿で知られています。

その手に持つ三叉槍こそが「Trident(トライデント)」。

「UK Trident」とは製品を通して日本人の多くが知らない母国の文化の発信と、故郷への最大限のリスペクトを込めて付けられたブランドネームなのです。

「UK Trident」ができるまで

「UK Trident(ユーケートライデント)」は2015年にイギリス出身のデザイナー兼CEOによって誕生しました。

新たなブランドの製品デザインを開始するにあたり、様々なファブリックの中から着目したのはジーンズなどに使われている「デニム」。
世界中の多くの人々から愛され、使えば使うほど味わいを増し、そして何より素材として非常に丈夫である。

そんな丈夫なデニム生地を使い、人々の生活の一部となるような製品作りを模索していく中で目に止まったのは、現代人のほとんどが日常的に使用している「スマートフォン」。
精密機器でありながら、日々の色々な場面で使用され様々な衝撃を受けている。
にもかかわらず、保護のため装着されているケースのほとんどが素材としては非常に薄手であり、そして市場に出回っているケースのデザイン性にも疑問を感じる。

「デニムによる丈夫さと今までにないデザイン性を兼ね備えたスマートフォンケースを作ろう」
UK Tridentの原点であり基本となるコンセプトはこのようにして生まれました。

『 デニムケース 』の完成

スマートフォンケースの製作を進めていく中で最もこだわったのは「デザイン性」

デニム生地の特性を最大限に活かした上で、より多くの人に愛され、尚且つ個性を求める人々にも気に入ってもらえる。
そんなデザインを探求していく中でたどり着いたのは「ジーンズをそのままスマートフォンケースにする」。
しかし、ただデニム生地で製作しただけでは「ジーンズ」とは言えない。

ジーンズの様々な細かい仕様をスマートフォンケースに落とし込むための試行錯誤の長い日々が始まりました。

デニムの生地としての丈夫さを追求し、そしてジーンズの仕様をデザインに反映させるとケース自体の厚さが増していきスマートフォンの日常使用に影響が出てしまう。
丈夫さとデザイン性を両立できる理想のデニム生地を探すため様々なデニム工場を訪れ、ようやく理想的な生地を見つけることに成功しました。

次に必要となったのは、ジーンズの様々な仕様をスマートフォンケースに高いクオリティで再現することができる本物の職人。
様々な現場を訪れていく中で、とあるジーンズファクトリーにて熟練の卓越した技を持つ本物のジーンズ職人と出逢い、その技を施してもらうことができることとなりました。

そうした長い月日を経て、2016年の春ついにUK Tridentとして第1作目となる「iPhone6 / 6s兼用デニムケース」が完成しました。

新たなジャンルの確立

こうして完成したデニムケースにはこれまでの長い時間をかけて追求したこだわりが遺憾無く再現されています。

・コインポケットも含め実際に使用できる3つのポケット
・実際にものを通すことができるベルトループ
・バックポケット、コインポケット、ベルトループに施された閂(かんぬき)止め
・実際のジーンズと同じ太めの糸を使用したステッチ
・ジーンズを縫い上げる際に使用される専用ミシンでの職人による縫製
・実際のジーンズに使われている物と同じ金属製リベット
・レザーテイストのブランドパッチ
・熟練の職人により一つ一つ手作業で施されるウォッシュやダメージ加工

しかし、ここまでは「ジーンズ」としてのこだわり。
「スマートフォンケース」としての実用性にも最大限のこだわりを見せました。

・ケース内側のカードポケットと多機能ポケット
・磁気カードに影響が出ないようマグネットをサイドに配置
・マグネットを覆う生地の強度を上げるため、取れやすいコバ塗りではなく外周をミシンで縫い上げる
・動画視聴などの際に携帯を立てられるスタンド機能
・背面上部のストラップホール

デニム生地の魅力を最大限発揮しながら、デザイン性も妥協することなく追求し、さらにスマートフォンケースとしての実用性も十分に兼ね備えたこのケースは、発売と同時に瞬く間に広まっていき、現在では幾多のコピー商品や類似品が出回るまでとなりました。

そしてこのケースの登場によってスマートフォンケースのカテゴリーの中に「デニムケース」という新たなジャンルが生まれました。